老年病専門医取得を希望する皆さま

 新しい専門医制度が適用されるのは、原則として、2016年(3月)以降に医師国家試験に合格した医師です。すなわち来年度は、2018年3月に卒後臨床研修(初期研修)を修了し、2018年4月から基本領域(内科)の専門研修を開始する予定の専攻医(現在の2年目研修医)が対象になります。それ以前(2015年より前)に医師になった方は、原則として現行の専門医制度が適用されます。現行制度は今後しばらくの間維持することになり、2つの制度が並行して行われることになります。

新しい制度での専門研修について

 現行制度では、老年病専門医認定試験(筆記試験)の受験資格を得るには、認定内科医を取得後、最短で3年間の老年病専門研修の実績が必要になっています。新しい制度では2年の卒後臨床研修(初期研修)の後、内科(基本領域:1階部分)と老年病(サブスペシャリティ領域:2階部分)が連動した形式で研修をうけることが可能になる予定です。

習得すべきコンピテンスについて

 8つのコンピテンス(老年病専門研修カリキュラム参照)を習得するための専門研修プログラムを用意しています。

  1. 高齢者の生活機能の評価と介入(10項目 必須5)
  2. 高齢者の特性に基づいた慢性疾患の管理(25項目 必須17)
  3. 高齢者の特性に基づいた急性期医療の実践(8項目 必須5)
  4. 介護予防へのアプローチ(4項目 必須2)
  5. 多職種連携におけるリーダーシップの発揮(6項目 必須3)
  6. 地域包括ケア・在宅医療の実践/マネジメント(4項目 必須1)
  7. エンドオブライフケアの実践/マネジメント(5項目 必須1)
  8. 老年病学・老年医学研究と医療への応用(3項目 必須1)
研修施設群について

 新しい老年病専門医制度においては、基幹施設と連携施設からなる施設群で研修していただきます。連携施設には、回復期リハビリテーション、地域包括ケア病棟、在宅診療、特別養護老人ホーム、介護老人福祉施設なども含まれ、多様な診療の場で多職種との連携など高齢者医療にかかせない診療能力を習得していただきます。

修了要件

 基幹施設のプログラム管理委員会が、研修カリキュラムに記載されたコンピテンシーの習得状況を、日常の診療の観察にくわえて、レポート、教育研究活動などにより、評価したうえでプログラムの修了を承認します。日本老年医学会専門医制度委員会は、基幹施設のプログラム管理委員会からの申請に基づき、書類審査、面接審査を実施し、合格した場合、内科専門医の取得を確認したうえで老年病専門医の資格を授与します。

新・老年病専門研修プログラム一覧

 お問い合わせと申し込みは、各プログラムの基幹施設のホームページをご覧ください。

現在準備中
 専門研修プログラムの募集を開始したところです。
 各プログラムの応募・審査が済み次第、2018年度から開設の専門研修プログラムの情報を掲載いたします。