サマーセミナー

実践!CGAをやってみよう

サマーセミナーでの寸劇、「実践!CGAをやってみよう」のシナリオです。
以下の患者さんとのやりとりを読んで考えてみてください。

医師:
〇〇さん、お入りください!
患者:
〇〇先生、おはようございます。
医師:
おはようごいます、〇〇さん。
あれれ?足を引きずっておられますがどうかされたのですか?
患者:
特に変わらず体調も悪くないのですが、膝を傷めてしまって・・・。
医師:
それは大変ですね。転んだりでもしたのですか?
患者:
いいえ、先日マンションの老人部の集まりがあったのですが、何人か病気で来られないのを見て、健康のために散歩を始めようと思ったら、張り切りすぎて膝を傷めてしまいました。
医師:
それは大変ですね。でもそのお気持ちはとても良いことですね。無理をせず膝が回復したら、またぼちぼち始めてみてください。
それでは今日はどうやってここへ来られたのですか?
患者:
何とか電車には乗れましたが、近くの駅からはタクシーで来ました。
医師:
そうですか。お一人でトイレやお風呂は困っていませんか?
患者:
はい、それは何とか大丈夫です。
医師:
良かったです。
それでは以前も何度かやった、いつものやつをやっても良いですか?
患者:
ああ、はいはい。どうぞ。
医師:
これからいう言葉を繰り返してくださいね。桜・猫・電車
患者:
桜・猫・電車
医師:
後で聞きますから覚えておいてくださいね。
患者:
はい。

検査の結果説明などを行い、3分後・・・

医師:
先ほど覚えていただいた言葉を言っていただけますか?
患者:
桜・猫・・・あれっ?何でしたっけ?
医師:
それではヒントを言いましょうか?
患者:
お願いします。
医師:
それは何かの乗り物です。
患者:
ええと、自転車?自動車だったかな?
医師:
残念ですが、ちょっと違います。それでは次の2つのうちどちらだったでしょうか?
電車かバスか?
患者:
ああ、電車でした。
医師:
そうです、電車が正解です!ありがとうございました。
患者:
何か、だんだんもの忘れもひどくなってきたように思うんですよね。
散歩したら膝も傷めてしまうし・・・。以前はこんなことなかったのに・・・。
医師:
〇〇さん、ご自分が無力であると感じるようなことはありますか?
患者:
はい、時々感じますね。何だかいろいろ億劫でねぇ・・・。
質問1.
CGA7は何点でしたか?
質問2.
次に追加する検査は何ですか?

Presented by 老年医学会サマーセミナー合同チーム2019

老年医学会ホームページの高齢者診療におけるお役立ちツールには、高齢者総合機能評価(CGA)についての詳しい説明を掲載しています。